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録画・保存容量

防犯カメラの録画に必要な保存容量は?

防犯カメラのHDD容量は、解像度だけでなくビットレート、録画時間、カメラ台数、保存したい日数から計算します。1台・4台・8台の具体例で必要容量を見積もります。

編集部 · 更新 · 約10分

まず結論:必要な保存容量は、主に平均ビットレート × 録画時間 × カメラ台数で決まります。目安として、1Mbpsの映像を24時間連続録画すると1台あたり約10.8GB/日です。解像度だけではなく、実際のビットレートを基準に計算してください。

まずはこの計算式で概算する

24時間連続録画なら、1Mbps ≈ 10.8GB/日と覚えておくと概算が簡単です。1日あたりの使用量は「平均ビットレート(Mbps)× 10.8 × カメラ台数」で求められます。

たとえば4Mbpsのカメラ4台を24時間録画するなら、4 × 10.8 × 4 = 約172.8GB/日です。30日分を単純計算すると約5.2TBになります。ただし実際には、可変ビットレート、音声、ファイルシステム、Windows用の空き容量なども必要なので、計算値より余裕のあるディスクを用意します。

カメラ1台を24時間録画した場合

平均ビットレート1日7日30日
1Mbps約10.8GB約75.6GB約324GB
2Mbps約21.6GB約151GB約648GB
4Mbps約43.2GB約302GB約1.30TB
8Mbps約86.4GB約605GB約2.59TB

上の数字は、24時間ずっと同じ平均ビットレートで録画した場合の単純計算です。VBR(可変ビットレート)では、画面内の動きやノイズによって実際の容量が増減します。

「1080pだから○GB」と決められない理由

同じフルHD(1080p)でも、15fpsと30fps、H.264とH.265、静かな廊下と人通りの多い店舗では、必要なビットレートが変わります。逆に4Kカメラでもビットレートを低く設定していれば、高ビットレートの1080pよりデータ量が少ないことさえあります。

メーカー仕様に「最大ビットレート」が書かれていても、常にその値で録画されるとは限りません。実際の環境で数日録画し、「1日で何GB増えたか」を測る方法が最も現実的です。

4台の防犯カメラなら何TB必要?

4台すべてを2Mbpsで24時間録画する場合は約86.4GB/日です。7日なら約605GB、30日なら約2.59TBが理論上の目安です。4Mbpsで録画するならほぼ2倍になり、30日では約5.18TBになります。

実際には、すべてのカメラを同じ画質にする必要はありません。入口のように人物の識別が重要な場所だけ高ビットレートにし、補助的な室内カメラは低めにするなど、用途に合わせて設定できます。

8台の防犯カメラなら何TB必要?

8台 × 2Mbpsの連続録画では約172.8GB/日、7日で約1.21TB、30日で約5.18TBです。8台 × 4Mbpsなら約345.6GB/日になり、30日では10TBを超えます。

台数が増えると、必要なのはストレージだけではありません。録画PCのCPU/GPU、メモリ、LAN帯域、ディスクの書き込み性能も確認する必要があります。台数そのものを決めるときは防犯カメラは何台必要?も参考にしてください。

動体検知録画なら容量はどれくらい減る?

動体検知録画では、実際に録画された時間の割合を考えます。24時間連続録画を100%とすると、1日のうち平均25%しか録画しない場所なら、理論上の使用量はおおむね4分の1です。

ただし、道路、揺れる木、雨、影、照明変化などを頻繁に検知する場所では、動体検知を使っていても長時間録画されます。「動体検知なら容量がほとんど要らない」と決めつけず、実際の発生率を測ってください。

スケジュール録画なら計算しやすい

営業時間の12時間だけ録画するなら、24時間録画のおよそ半分を目安にできます。平日のみ、夜間のみなど、録画が必要な時間がはっきりしている場所ではスケジュール録画が有効です。もちろん、防犯上必要な時間を削らないことが前提です。

メインストリームとサブストリーム、録画するのはどちら?

人物の顔や細かな状況を後から確認したいなら、通常は高画質のメインストリームを録画し、低画質のサブストリームは多画面表示や遠隔表示に使います。容量を節約するためだけにサブストリームを録画すると、必要な場面で細部を確認できないことがあります。

一方、全体の状況だけを把握する補助カメラなら、最高画質が不要な場合もあります。カメラごとに「何を確認したいか」を決めて設定するのがポイントです。

Windowsのディスクを録画でいっぱいにしない

Windowsが入っているシステムドライブを録画ファイルで完全に埋めるのは避けてください。Windows Update、一時ファイル、データベース、録画ファイルの切り替えなどに空き容量が必要です。可能なら録画専用ドライブを用意し、監視ソフト側でも使用上限を設定して余裕を残します。

また、HDDやSSDの商品表記の容量と、Windows上で実際に利用できる容量には差があります。理論計算ぴったりの容量を選ばない方が安全です。

Security Eyeで実際の使用量を測る

最も確実なのは、お使いのカメラ、実際の画質、実際の設置場所で数日間録画し、1日あたりのファイル増加量を測ることです。平日と週末、昼と夜で動きが大きく違う場所なら、その両方を含めて測定します。

平均使用量が分かったら、「録画に使える容量(GB)÷ 1日あたりの使用量(GB)」で、おおよその保存日数を求められます。保存期間の考え方は防犯カメラの録画は何日保存される?も参考にしてください。

ストレージ計画のチェックリスト

運用開始後も、計算上の数字と実際のディスク使用量を定期的に比較してください。夜間ノイズ、動きの多い日、カメラ設定の変更などで容量は変わります。必要な映像が予定より早く上書きされないよう、余裕を持った設計にしておくことが大切です。

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