録画・保存容量
防犯カメラの録画に必要な保存容量は?
ビットレートと録画時間から、1台・4台・8台の防犯カメラに必要なHDD容量を計算します。
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防犯カメラの映像が何日残るかは、HDD容量だけでは決まりません。カメラ台数、ビットレート、録画方式、上書き設定など、保存期間を左右する要素と計算方法を解説します。
防犯カメラの保存期間について「フルHDなら何日ですか?」と聞かれることがありますが、解像度だけでは答えを出せません。同じ1080pでも、1Mbpsで録画するカメラと6Mbpsで録画するカメラでは、1日に使う容量が大きく異なります。
さらに、8台を24時間連続で録画するシステムと、1台を夜間だけ動体検知で録画するシステムでは、同じHDD容量でも残せる日数はまったく違います。実際の設計では「何TBあるか」から考えるより、「何日前まで映像を見返したいか」を決め、そこから必要容量を逆算する方が分かりやすいです。
録画用の容量が大きいほど、当然ながら古い映像を長く残せます。ただしWindowsのシステムドライブを使う場合は、OS更新や一時ファイル用の空きも必要です。ディスク容量を100%録画に使う前提にはしないでください。
ビットレートは、映像を1秒保存するために使うデータ量です。解像度だけでなく、フレームレート、H.264/H.265などのコーデック、画質設定、画面内の動きによって変化します。保存期間を正確に見積もるなら、実際の平均ビットレートや実録画ファイルの容量を使うのが最も確実です。
同じ設定なら、2台は1台のおよそ2倍、8台ならおよそ8倍のデータを作ります。後からカメラを増やすと、同じディスクでも保存できる日数は短くなります。
24時間の常時録画は容量を計算しやすい反面、最も多くのストレージを使います。動体検知録画やスケジュール録画なら、実際に録画する時間が短いほど保存期間を延ばせます。
多くのNVRや監視ソフトは、録画領域がいっぱいになると古い映像から削除し、新しい映像を保存します。この設定が無効だと、空き容量がなくなった時点で録画そのものが止まる場合があります。
上書き録画では、録画用に確保した領域が上限へ達すると、最も古い映像を削除して、その空いた領域へ新しい映像を書き込みます。毎日手作業で古いファイルを削除しなくても、「直近○日分」を自動で残し続けられる仕組みです。
たとえば現在の設定で約10日分が保存できるなら、今日の録画が増えるにつれて、おおむね10日前の古い映像から順に消えていきます。事故やトラブルなどで残しておきたい映像は、上書き対象ではない別フォルダーや外部メディアへ早めにコピーしてください。
24時間連続録画の場合、平均ビットレートから1日あたりのデータ量を概算できます。目安として、1Mbpsの映像を24時間録画すると約10.8GB/日です。4Mbpsなら約43GB/日、8Mbpsなら約86GB/日が1台分の目安になります。
複数台ある場合は、各カメラの1日分を合計し、録画に使えるストレージ容量をその値で割ります。音声、ファイル管理のオーバーヘッド、可変ビットレートなどもあるため、計算値ぴったりではなく余裕を見てください。詳しい容量計算は防犯カメラの録画に必要な保存容量は?で紹介しています。
| 録画条件 | 1日あたりの目安 | 1TBを録画に使う場合 |
|---|---|---|
| 1台 × 2Mbps・24時間 | 約21.6GB | 約46日 |
| 2台 × 4Mbps・24時間 | 約86.4GB | 約11日 |
| 4台 × 2Mbps・24時間 | 約86.4GB | 約11日 |
| 8台 × 4Mbps・24時間 | 約345.6GB | 約2.9日 |
上の数字はあくまで単純計算です。実際の使用可能容量、可変ビットレート、音声、ファイル形式、動体検知の発生率などによって結果は変わります。
動体検知録画では「1日のうち実際に何時間録画されたか」が重要です。たとえば静かな倉庫で平均3時間/日しか録画されないなら、24時間録画に比べて使用量は大幅に減ります。
ただし、人通りの多い入口、道路、揺れる木が映る屋外などでは、動体検知が頻繁に反応して結果的に長時間録画されることがあります。「動体検知だから容量は少なくて済む」と決めつけず、数日間実際に動かし、1日あたりの録画量を測るのがおすすめです。
クラウド型の防犯カメラでは、保存日数が契約プランで決まっていることが一般的です。「直近7日」「30日」などのローリング保存や、動きがあったイベントだけを一定期間残すプランがあります。
契約前に、カメラを増やしたときの料金、常時録画かイベント録画か、保存期間、映像を手元へダウンロードできるか、サービス解約後にダウンロード済みのファイルを利用できるかを確認してください。
Security EyeでWindows PCへ録画するときも考え方は同じです。各カメラが実際に何時間録画され、1日にどのくらいファイルが増えるかを確認し、その数字から保存可能日数を計算します。体験版の段階で数日間、実際の設置場所・実際の画質で録画してみると、カタログ値だけより現実的な計画ができます。
業務上「30日分は必ず必要」といった要件がある場合は、計算上ぎりぎりの容量にしないでください。人や車が増える日、夜間ノイズでビットレートが上がる時間帯、設定変更、将来のカメラ増設などを見込んで余裕を持たせます。
また、必要な保存日数は「いつ問題に気付くか」から考えると決めやすくなります。週末の出来事を月曜日に確認するだけなら比較的短くても足りますが、月末の在庫確認で数週間前までさかのぼる必要があるなら、それに合わせて保存期間を確保する必要があります。
Security Eyeは、IPカメラやWebカメラの監視・録画、動体検知、スケジュール、通知、Webブラウザーからの遠隔表示に対応したWindows用監視ソフトです。