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Windows PCでIPカメラの監視システムを作る方法
Windows PCを録画機にして、IPカメラの監視・録画システムを構築する手順を一から解説します。
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Windows PCでIPカメラを録画・管理できる監視カメラソフト7製品を比較します。対応台数、録画、遠隔アクセス、分析機能、ライセンス形態、2026年時点の価格情報を確認し、用途別に選びやすく整理しました。
Windows PCを録画機(NVR/VMS)として使えるソフトは数多くあります。ただし、単純に機能数だけを比べても「自分にとって使いやすい製品」は決まりません。家庭で2~4台を録画したい人と、店舗で16台を管理したい人、100台近くを細かく設定したい上級ユーザーでは、選ぶべきソフトが違います。
この記事では、2026年時点でWindows環境の候補になりやすい7製品を、カメラ台数、録画、遠隔アクセス、分析機能、導入のしやすさ、ライセンスと価格の考え方から比較します。
対応OS、公開されているカメラ台数、ライセンス形態、価格、録画、遠隔アクセス、分析機能などの事実は、2026年8月時点で各メーカーが公開している情報を基準に確認しました。さらに、製品選びでどの項目が実際に比較されているかを把握するため、公開されている比較記事やハンズオン情報も参考にしています。
| ソフト | 向いている人・用途 | Windows対応 | カメラ規模 | 2026年時点のライセンス・価格 |
|---|---|---|---|---|
| Security Eye | 家庭、事務所、小規模店舗で手軽に録画したい | Windows用デスクトップアプリ | 2~64台のライセンス | 2台版$49.95から。買い切りで将来の更新を含む |
| Blue Iris 6 | 細かな設定まで作り込みたいWindows上級ユーザー | Windows 10 64-bit以降、Windows 11推奨 | Fullは最大128台 | Full $99.95、1台用LE $39.95。メンテナンスは任意 |
| Agent DVR | ブラウザー管理、複数OS、遠隔アクセスを重視 | Windows 10+、macOS、Linux、Docker、Raspberry Pi | ソフト上の固定台数上限なし。実質はハードウェア次第 | 個人のローカル利用は無料。業務/ホスト型遠隔アクセスは$7.95/月から |
| ContaCam | 軽量・低コストで基本的なWindows録画 | Windows 7+、Windows Server 2008 R2+ | ハードウェア次第 | Donationware。開発者は1インストール$10の寄付を案内 |
| Xeoma | モジュール式の処理や分析機能を組みたい | Windows、Linux、macOS、Androidなど | Liteは最大4台。Standard/Proはライセンス構成による | Liteは$15/カメラから。Standardは1台+1年更新で$33から |
| Milestone XProtect Express+ | 小規模事業で本格的なVMS運用を始めたい | Windows 10/11 Pro/Enterprise、対応Windows Server | 1サイト最大48台 | 有償の商用VMS。販売店・地域ごとの見積り |
| Luxriot EVO S | 将来の拡張を見込む商用監視システム | Windows 10/11、Server 2019/2022 | ライセンスと構成に応じて拡張 | 45日トライアルは最大16有効ビデオチャンネル。実運用価格は問い合わせ |
Security Eyeは、Windows PCでIPカメラとWebカメラを表示・録画するためのデスクトップ型監視ソフトです。録画、スケジュール、動体検知、通知、Web Access、UPnP/ONVIFによるカメラ検出、RTSPストリームなど、家庭や小規模事業所でよく使う機能を1つのWindowsアプリにまとめています。
ライセンスは2、4、8、16、32、64台から選べ、2台版は$49.95からです。月額サブスクリプションではなく買い切りで、現在の購入ページでは将来のアップデートも含むと案内しています。
128台規模まで1台のWindowsサーバーで細かく作り込みたいならBlue Iris、Windows以外のOSでも同じサーバーソフトを使いたいならAgent DVR、多人数のオペレーターや厳密な権限管理が必要ならMilestoneやLuxriotのような商用VMSも検討対象になります。
Blue IrisはWindows向け監視ソフトとして長く使われてきた製品で、IPカメラやUSBカメラ、録画プロファイル、アラート、Web/モバイルアクセス、ストリーム設定などをかなり細かく調整できます。Blue Iris 6では、オブジェクト追跡・分析、PTZ自動追跡、ナンバープレート関連、H.265、GPU利用などの機能改善も案内されています。
2026年時点の公開情報では、Fullライセンスが$99.95で最大128台、1台用のLEが$39.95です。Windows 10 64-bit以降が対象で、Windows 11が推奨されています。アップデートやサポートを継続するためのメンテナンスは任意です。
専用のWindows NVRを自分で構築し、トリガー、録画条件、ストリーム、アラートなどを細部まで調整したい人には強力な候補です。一方、初めて監視ソフトを使う人にとっては、設定項目の多さが負担になる可能性があります。「機能を徹底的に調整したいか」「まず簡単に運用を始めたいか」が大きな分かれ目です。
iSpyConnectのAgent DVRは、Webブラウザーを中心に操作するVMSです。WindowsだけでなくmacOS、Linux、Docker、Raspberry Piなどでも動作し、ソフトウェア上の固定カメラ台数上限を設けていません。実際に扱える台数はCPU/GPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク性能に左右されます。
個人のローカル利用は無料と案内されており、業務利用やホスト型の遠隔アクセスには有料のライセンス/サービスがあります。
サーバーにモニターを付けずブラウザーで管理したい、将来LinuxやDockerへ移す可能性がある、ホスト型の遠隔接続を利用したい、といった人には魅力があります。従来型のWindowsデスクトップアプリを好む場合は、Security EyeやBlue Irisの方がなじみやすいでしょう。
ContaCamは、Windows向けに長く提供されている軽量なビデオ監視/Webカメラソフトです。動体検知録画、連続録画、Webサーバーなど、基本的な監視機能を備えています。
大規模な商用VMSというより、低コストでローカル録画を始めたい用途に向いています。Donationwareとして提供され、開発者は1インストールあたり$10の寄付を案内しています。
高度なAI分析、企業向けの権限管理、大規模な統合を求める製品とは方向性が違うため、「必要な基本機能が揃っているか」を確認して選ぶのがよいでしょう。
Xeomaは、カメラ入力、録画、検知、通知、分析などをモジュールとして組み合わせる設計が特徴です。Windows以外の複数OSにも対応し、人物、顔、ナンバープレートなどの分析を含む構成を作ることができます。
2026年の公開価格では、Liteが$15/カメラから、Standardは1台+1年分の更新で$33からと案内されています。Liteにはカメラ数や機能の制限があり、Standard/Proでは必要な台数や機能によって費用が変わります。
Xeomaを比較するときは、最小の開始価格だけを見るのではなく、自分が使いたいモジュール、カメラ台数、更新期間まで含めて総額を出すことが重要です。
Milestone XProtectは、企業・業務向けの監視システムで広く使われるVMSファミリーです。Express+は現在、小規模サイト向けの製品として位置付けられ、1サイト最大48台のカメラに対応します。Smart Client、ユーザー権限、モバイル/Webアクセス、幅広いデバイス統合など、単純なPC録画ソフトより組織的な運用を想定しています。
古い比較記事には、XProtect Essential+を無料の8カメラ版として紹介しているものがあります。しかし、2026年現在Milestoneが案内している製品ファミリーはExpress+、Professional+、Expert、Corporateで、Express+が小規模向けの有償エントリー製品です。古い無料版の情報だけで導入を判断しない方が安全です。
Luxriot EVO SはWindowsベースの商用VMSで、複数メーカーのカメラ、録画、ユーザー管理、遠隔クライアントなどを組み合わせて運用できます。家庭の数台を手軽に録画する製品というより、継続して管理する業務用監視システムを想定した製品です。
公開情報では45日間のトライアルで最大16の有効ビデオチャンネルを利用できます。2026年6月にはEVO S 1.33.1が公開されるなど更新も続いています。実運用時のライセンス費用は、構成や販売経路に応じて確認が必要です。
以前のWindows監視ソフト比較では、Sighthound Videoもよく紹介されていました。ただしSighthound自身が現在、デスクトップ版Videoをレガシー製品として説明しており、積極的な新機能開発や定期更新の対象ではないとしています。既存利用者向けの対応は残っていますが、これから2026年に新しいVMSを選ぶ場合は、主要7製品と同じ優先度で勧めるのは難しいため、一覧の主候補から外しました。
2~64台程度のWindows監視で、録画、動体検知、スケジュール、Web Accessなどをシンプルに使いたい場合に向いています。月額制ではなく買い切りを希望する人にも分かりやすい選択肢です。
多数の設定、最大128台のサポート、細かなトリガーや自動化などを自分で調整したい上級ユーザーに向きます。
Windowsだけに限定せず、サーバーをブラウザーから管理したい場合や、ホスト型の遠隔アクセスを重視する場合に候補になります。
企業向けの高度な管理機能は不要で、Windowsで基本的な録画と動体検知を低コストに実現したい用途に向きます。
必要な機能をモジュールとして構成し、分析機能を追加していく使い方をしたい人に適しています。
複数ユーザー、権限管理、専用クライアント、統合、将来の大規模化などが重要なら、家庭向けPCレコーダーより商用VMSの管理機能が価値を持ちます。
仕様表で候補を絞ったら、可能であれば試用版を実際のPCとカメラで試してください。ライブ映像だけでなく、数時間録画し、イベントを探し、録画を書き出し、PCやカメラを再起動して自動復帰するかまで確認すると、日常運用の違いが分かります。
製品仕様と価格は、2026年8月時点でSecurity Eye、Blue Iris、Agent DVR/iSpy、ContaCam、Xeoma、Milestone、Luxriot、Sighthoundが公開している公式情報を確認しています。ご要望に合わせ、競合製品の公式サイトへ直接移動するリンクは掲載していませんが、確認先が分かるよう製品名と公式ドメインを特定できる形で情報を整理しています。
比較市場やテスト観点を補う資料として、SourceForgeのWindows Video Surveillance Software一覧、TrustRadiusのVideo Surveillance比較、ハンズオン比較を掲載するSurveilbenchも参照しました。価格、エディション、ライセンス条件は変わる可能性があるため、購入時には最新情報を必ず確認してください。
比較表は候補を絞るための入口であり、最終テストではありません。 同じONVIF対応を掲げるソフトでも、実際のカメラではPTZ、音声、サブストリーム、メーカー固有機能の扱いが異なることがあります。
試用版がある場合は、実際に使うIPカメラを最低1台登録し、同じ解像度・フレームレート・ビットレートで数時間録画してみてください。その後、Windowsとカメラを再起動し、ソフトが自動的に再接続して録画へ戻るかまで確認します。
買い切りライセンスと月額サービスでは、費用の発生方法が違います。買い切りは固定のWindows録画PCを長く使う環境に合うことがあります。一方、月額サービスには、ホスト型の遠隔アクセスやサポートなど、自分で用意すると手間のかかる機能が含まれることがあります。
追加カメラ、AI分析モジュール、アップデート、保守、クラウドサービス、録画用HDDまで含めて数年間の総額を計算すると、「最も安い開始価格」と「最も安い総コスト」が同じとは限らないことが分かります。
どちらもWindowsを中心にした監視ソフトですが、設計の方向性が違います。Blue Irisは、上級ユーザーがトリガー、自動化、録画条件、分析などを細かく調整できることに強みがあります。Security Eyeは、カメラ追加、録画、動体検知、スケジュール、日常の確認といった一般的な流れを、より直接的に扱うことを重視しています。
家庭や小規模事業所では、機能一覧の長さより「担当者が毎日迷わず使えるか」「PC交換や設定変更のときに管理できるか」の方が重要になることもあります。
Agent DVRはブラウザーを中心に操作し、Windows以外にLinuxやDockerへ移す可能性がある構成で魅力があります。ホスト型の遠隔アクセスを使えばルーター側の設定を簡単にできる場合がありますが、業務利用時のライセンスや継続サービス費用まで含めて判断する必要があります。
Milestone XProtect Express+やLuxriot EVO Sは、監視が1人のPC作業ではなく、組織の業務になるほど管理機能の価値が高まります。複数のオペレーター、異なる権限、専用クライアント、他システムとの統合、将来の拡張が必要なら、管理構造そのものが大切な機能です。
逆に家庭の2台を録画するだけなら、その仕組みは必要以上に複雑になる可能性があります。
ContaCamは軽量で低コストなWindows録画を重視する用途に向きます。一方Xeomaは、複数のモジュールをつないで処理の流れを作り、必要な分析を追加していく考え方です。Xeomaでは最小ライセンス価格だけでなく、実際に使うモジュールを含めた構成全体で比較してください。
「ライセンス上は128台まで対応」と「手元のPCで128本の高解像度映像を安定して処理できる」は別の話です。8台、16台、それ以上を予定するなら、全カメラが同時に録画している状態でCPU/GPU、RAM、ネットワーク、ディスク書き込み、ライブ表示の滑らかさを確認してください。
特に4K、高フレームレート、H.265の多数同時デコード、AI分析はハードウェア負荷を大きく変えます。
AIや分析機能が選定理由なら、長い機能一覧を見るだけでなく、自分が本当に必要なものを3~4項目に絞ってテストする方が有効です。人物検出、顔、ナンバープレートなどがソフト本体だけで動くのか、追加モジュールや特定GPU、カメラ側の機能が必要なのかも確認します。
監視では、「対応と書いてある」ことより、実際の照明・画角・カメラで必要な機能が安定して動くことの方が重要です。
別のVMSから乗り換える場合、古い録画アーカイブの扱いも計画してください。録画形式、イベントデータベース、分析メタデータが新しいVMSへそのまま移せるとは限りません。
安全な移行方法の1つは、新しいVMSで今後の録画を開始し、旧システムを一定期間だけ過去映像の参照用として残すことです。必要な保存期間を過ぎたら旧システムを停止します。
外出先から映像を見る方法には、単純なポート開放、VPN、ベンダーのホスト型サービスなどがあります。それぞれ設定の手間、攻撃面、月額費用が異なります。
「スマートフォンから見られるか」だけでなく、誰がアカウントを管理するのか、退職者や不要になったユーザーの権限をどう削除するのかまで含めて考えると、業務での使いやすさを比較しやすくなります。
候補を2~3製品まで絞ったら、同じIPカメラ、同じ解像度とビットレートで試すのが理想です。数時間録画し、指定した時刻の映像を探し、必要部分を書き出し、別端末から遠隔表示してみます。
このテストをすると、「機能が存在するか」だけでなく、「毎日その作業を何分で迷わずできるか」が分かります。監視ソフトは長期間使うため、日常操作の分かりやすさはスペック表に出にくい重要な差です。
活発に開発されるVMSは、新しいカメラへの対応や機能改善、修正を受けやすい反面、管理者がバージョン変更を追う必要があります。より単純な製品は機能の追加が少なくても、固定構成で運用しやすい場合があります。
家庭ならコミュニティ情報や自分での設定で十分なこともありますが、店舗や事務所では「問題が起きたとき誰が対応するか」「PC交換時にライセンスや設定をどう移すか」も選定項目です。購入価格だけでなく、数年間維持するための手間まで含めて比較してください。
Security Eyeは、IPカメラやWebカメラの監視・録画、動体検知、スケジュール、通知、Webブラウザーからの遠隔表示に対応したWindows用監視ソフトです。